坐骨神経痛Sciatica

  • こんにちはインタビュアーの「ともみ」です。
    最近、坐骨神経痛で悩んでいる方が私の周りでも多くいらっしゃいます。
    そこで、今回「坐骨神経痛について」整体院くるらの内海先生に教えてもらいましょう!!

  • こんにちは整体院くるらの内海です。
    「坐骨神経痛について」ですね。
    それではまず、概要から説明していきます。

  • お願いします!!

  • 坐骨神経痛の多くは「腰からお尻、太ももの裏、ふくらはぎにかけてピリピリ、ジンジンする…」という症状が出ていることが多いです。

  • でも坐骨神経痛ってなんだか難しい名前ですね。

  • 実は、坐骨神経痛って病名ではないんですよ。
    知っていましたか?

  • えっ知らなかったです。

  • 坐骨神経痛は、腰から足にかけて伸びる太い神経「坐骨神経」が何らかの原因で圧迫されたり、刺激されたりすることで起こる、痛みやしびれの総称なんです。
    下の絵の斜線のところに症状が出る事が多いです。

  • あっ!
    この前、知人が「ここら辺が痛い」って言っていました。
    続きをお願いします。

  • それでは順を追って下の様に1から7まで説明していきます。
    下の Index の気になる項目をクリックしていただければ、その項目まで飛ぶようになっています。

    1. 坐骨神経痛とは?

  • 坐骨神経痛ってよく聞きますが、どういう状態なのですか?

  • お尻のあたりから足先までの痛みやしびれがある状態のことを言います。

  • はい。

  • 人間の体の中には神経が張り巡らされているのは知っていますか?

  • はい。

  • その中で腰の骨(腰椎:ようつい)から出発して、お尻を通って太ももの裏側を通り、枝分かれしながら足先まで走っている神経の太ももの部分を坐骨神経って言うんです。

  • 坐骨神経ってそうなっているんですね。知らなかったです。

  • ですよね。普通はここまでは知らないと思います。
    この坐骨神経のどこかでトラブルが起きると、神経に沿って、電気が走るようなビリビリとしたしびれや、締め付けられるような痛みを感じたりするんです。
    原因となる病気がはっきりしていなくても、このような症状があれば「坐骨神経痛」と言われます。

    2. 原因?

  • じゃあ坐骨神経痛の原因になる病気ってどんなものがあるのですか?

  • それじゃあ腰の骨・骨盤に分けて、それぞれの部位で坐骨神経痛の原因となりうる病気について説明していきます。

  • お願いします。

  • まずは腰のあたりでは
    腰椎椎間板ヘルニア(ようついついかんばんヘルニア): 背骨の間にあるクッション(椎間板)が飛び出して神経を圧迫
    腰椎分離すべり症(ようついぶんりすべりしょう): 腰の骨の一部がずれて神経を圧迫
    腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう): 神経の通り道(脊柱管)が狭くなり神経を圧迫
    腰椎変性すべり症(ようついへんせいすべりしょう): 加齢などで腰の骨がずれて神経を圧迫
    まれな原因 : 馬尾腫瘍(ばびしゅよう)、腰椎腫瘍(ようついしゅよう)
    などが挙げられます。

  • いっぱいあるんですね…。

  • 続いては骨盤のあたりだと
    骨盤内の大きな腫瘍
    骨盤内のリンパ節や骨への癌の転移
    坐骨神経そのものが原因の場合
    梨状筋症候群(りじょうきんしょうこうぐん):お尻の筋肉(梨状筋)が坐骨神経を圧迫
    帯状疱疹(たいじょうほうしん): ウイルス感染で神経に炎症が起こる(この場合は皮膚にブツブツができます)
    などが挙げられます。

  • 聞いていて頭がクラクラと…。

  • すみません。これが最後です。
    その他の原因として
    様々な原因による末梢神経炎(まっしょうしんけいえん)
    神経の異常ではないけれど: 変形性股関節症(へんけいせいこかんせつしょう)などの股関節の痛みが、坐骨神経痛と似たように足に響くことがあります。

  • 坐骨神経痛ってヘルニアとかだけでなくて腫瘍とか癌でも起こるんですね。
    そういうのは、先生のところでも分かるんですか?

  • 「普通の痛み方でない」という事は分かります。
    しかし、それが腫瘍や癌のためなのかは分かりません。
    そのため、一度は病院に行かれた方がいいと思います。
    特に「夜寝ている時が痛む」「体重が減ってきている」という人は病院へ行ってその旨お伝えください。

    3. 病院での診断

  • やっぱり一度は病院に行った方がいいんですね。
    でも、病院へ行くとどんな事をしてくれるんですか?

  • 坐骨神経痛はあくまで症状名なので、何が原因でその痛みやしびれが起きているのかを探していきます。
    よく行われる検査としては、
    腰椎のレントゲン: 骨の状態を確認
    MRI 検査: 神経や椎間板の状態を詳しく確認
    などがあります。

    4. 病院での治療法

  • 原因が特定出来たらどんな治療をするんですか?

  • 病院での治療は、坐骨神経痛の原因となっている病気や、症状の程度によって大きく変わります。

  • 病気というのは?

  • 例えば腫瘍や癌などの病気が原因の場合は、腫瘍を取り除く手術や抗がん剤など病気に対する治療を行っていきます。

  • 病気でない場合はどうなるんですか?

  • 主な治療法としては、
    薬物療法: 痛み止めや神経の炎症を抑える薬など
    理学療法: ストレッチや筋力トレーニングなどのリハビリ
    注射: 神経の近くに痛み止めなどを注射
    手術療法: ヘルニアなどがひどい場合
    などがあげられます。

  • そういう印象があります。
    「どうせ行ってもシップと薬を出されるだけだから行かなくていいや」って思っちゃうんです。

  • 皆さんそう言われますが…
    坐骨神経痛の裏には、まれに腫瘍や感染症など、重大な病気が隠れていることもあります。そのため、自己判断せずに、まずは病院を受診して適切な診断を受けることが大切です。

    5. 日常生活で気を付けること

  • 治療を受けるだけでいいんですか?
    何か気を付けるところとかは?

  • ありがとうございます。いい質問ですね。
    その通りで、日常生活も気を付けることで坐骨神経痛の悪化を防いだり、症状を和らげたりすることができます。

  • それは耳寄り情報ですね。
    どんなものがあるのでしょうか?

  • はい。以下のところに気をつけましょう
    長時間同じ姿勢を続けない: デスクワークなどで長時間座りっぱなしの場合は、こまめに立ち上がって体を動かしましょう。
    適度な運動やストレッチ: 体を適度に動かすことや、腰や足のストレッチは、筋肉の柔軟性を保ち、血行を良くするのに役立ちます。
    腰やお尻に負担をかけない姿勢: 重いものを持ち上げるときは腰を曲げずに膝を曲げる、座るときは良い姿勢を保つなど、普段から腰に負担のかからないように意識しましょう。

    6. 「くるら」ではこんな施術をしています

  • でも、病院に行って「骨に異常がない」と言われる人が多い印象です。
    私の周りでも、そういう話をよく聞きます。

  • 確かにそういったケースは少なくありません。
    ともみさんの周りの方は、そういった場合にはどうされていますか?

  • 皆さん結局どうしたらいいのか分からなくて悩んでいます。
    「凄く悪い病気が隠れているんじゃないか?」と不安で仕方がないという人もいます。

  • そうなんですよね。
    そういった痛みの中で、あまり知られていませんが、筋肉が痛みの原因となっていることが結構あるんです。

  • 筋肉ですか…。肩がこったりしたときは、肩の筋肉を揉んでもらったりすると楽になるので、なんとなく分かる気がし
    ますが…。どの様なものがそうなんですか?

  • 例えばですが
    立ち上がるとズキッと痛む
    歩くときに体重をかけると痛い
    階段を下りるときに膝に響く
    といった症状は筋肉が原因の場合が多いです。

  • この症状が何で、筋肉が原因と言えるんですか?

  • こうした痛みは「動作」に伴って起こるのですが、体を動かすのに大切なのは「骨」だけではなく、「筋肉」も関係しているんです。
    つまり、骨に異常がない場合は「筋肉に原因がある」と考えられるんですね。

  • 確かに骨じゃなければ筋肉なんですね。
    でも、病院とかでは、分からないんですか?

  • 分かりにくいと思います。
    筋肉は、レントゲンには映りませんが、MRIには映ります。
    しかし、MRIでは断裂していたりしなければ問題にされたりしません。一部の病院でエコーを使って筋膜の異常を見つけるところもありますが、まだ普及していないのが現状です。

  • 筋肉の問題は、どうやって確認すればいいんですか?

  • 当院では、問診と関節の可動域、筋肉の収縮テスト、触診など行います。筋肉はそれぞれ動き方のパターンがありますので、どの様な時に痛むのかを聞いて、可能性のある筋肉を挙げて、触ったり動かしたりして確認していきます。

  • へえ~!それが分かったらどうするんですか?

  • 以下の4つの施術を組み合わせて行っています。
    1. トリガーポイント・リリース
    2. 筋膜リリース
    3. 筋力強化
    4. セルフケア指導

    1. トリガーポイント・リリース

  • トリガーポイントは、テレビで見たことがある気がします。
    でも、どういったものか分かりません。どんなものですか?

  • トリガーポイントとは、筋肉の一部がギュッと硬くなって痛みを引き起こしている部分のことです。

  • では、トリガーポイント・リリースはどの様なものですか?

  • 筋肉の一部がギュッと硬くなって、動かなくなった筋肉に対して手や器具を用いて「特定の圧刺激」をかけていきます。
    その圧刺激によって、「筋肉自らほぐれていく」手法です。
    筋肉がほぐれる事で痛みの軽減を目指します。

  • トリガーポイントって痛みの原因になるんですね。
    へえ~。初めて聞きました。

  • 坐骨神経痛の場合、お尻の奥にある梨状筋(りじょうきん)が、坐骨神経痛の原因として有名ですが、私が施術をしてきた印象としては、小殿筋(しょうでんきん)が坐骨神経痛の原因になっていることが多いですね。その他にも、中殿筋(ちゅうでんきん)という筋肉も原因となり得ます。

  • りじょうきん…?しょうでんきん…?

  • お尻の大きな膨らみ(ふくらみ)は大殿筋(だいでんきん)といいまして、その奥にあるのが梨状筋(りじょうきん)や
    小殿筋(しょうでんきん)中殿筋(ちゅうでんきん)です。
    下の絵で✕のところがギュッと硬くなったトリガーポイント。青くなっている範囲に痛みやしびれを出します。




  • へえ~。確かに小殿筋のところは、痛みの出る範囲が大きいですね。

    2. 筋膜リリース

  • 筋膜リリースも聞いたことはありますが、詳しく教えてもらってもいいですか?

  • まず筋膜についてです。分かりやすく言えば「全身タイツのような膜」の事を言います。
    その膜は、皮膚の下にあって皮膚の様に、全身に繋がっています。
     
    この絵のような感じです。
    これは比較的有名な絵なので知っている人がいるかもしれません。

  • この絵は知らなかったです。
    ほんとうに全身タイツみたいですね。

  • もう少し局所的に見ると、骨盤の前側の筋肉や筋膜が縮むと、骨盤が引っ張られて前に傾きます。

  • 前に倒れるのは何となく分かる様な気がしますがそれと筋膜がどの様に関係しているのでしょうか?

  • 骨盤が前に傾くと…骨盤を引きこそうとして、後ろ側の筋肉に過度な力の入った状態が続くことで、痛みが生じることがあります。

  • へぇ~。そうやって痛みが出るんですね。

  • そうなんです。この場合は骨盤前面の筋肉の縮みを改善することで、腰痛改善の可能性が高まります。
    少なくとも、「施術してもすぐに痛くなってしまう」のはこれが原因として大いに関わっていると思っています。

  • そういう事なんですね!!

  • さらに
    この絵は知らないと思いますが、筋肉の線維1本1本を包んでいる筋膜もあります。
    これによって筋肉がスムーズに動く助けをしています。
    この筋膜が硬くなったり、癒着したりすると筋肉の動きに干渉して、痛みの原因になってしまいます。

  • この絵はもっと知らないです。
    筋肉ってこんな風になっているんですね。
    これが硬くなったらうまく動かなそう…ですね。
    では、ここを柔らかくすればいいということですか?

  • そうなんです。
    トリガーポイント・リリースや筋膜リリースで筋肉の状態を良くしたら、現状の痛みが改善され、痛みの再発も起こりにくくなります。
    さらに痛みが起こりにくくなるために筋力強化を行う必要があります。

    3. 筋力強化

  • テレビで見ると痛みの改善には、筋力強化をやった方がいいと見ますが、筋力強化が痛みにどう関係するんですか?

  • 例えば「大殿筋」という、立ったり歩いたりする際に重要な働きをするお尻の大きな筋肉があります。
    この筋肉が弱くなるとどうなると思います?

  • えっ?
    立っていられなくなる…?

  • そうです。
    弱った大殿筋で、立った状態を維持するためには、周りの小さな筋肉が頑張って働く必要があります。
    すると筋肉が小さいのため、すぐに限界を迎えてしまいます。
    その代表例が「小殿筋」です。

  • あ~なるほど

  • 限界を迎えると「小殿筋」にトリガーポイントができて痛みが発生します。小殿筋にトリガーポイントができないためにも「大殿筋を鍛えて小殿筋に負担をかけない」ことが大事なんです。

    4. セルフケア指導

  • では筋膜リリースをして、筋力を鍛えれば完璧ですね!!

  • バッチリです!!
    でも、一番大事なことがまだあるんです。
    想像つきますか?

  • 姿勢とか歩き方を、気を付ける…?

  • ん~…おしい!
    答えはセルフケアです。

  • セルフケア??
    ストレッチとか…?

  • そうです!!
    施術で良くなった状態を維持できるように、一人ひとりの生活スタイルや体の状態に合わせたセルフケアをお伝えするので、それをやっていただく事です。

  • やっぱりセルフケアってやらないといけないんですか?
    やった方がいいのは分かるけど、なかなか続けられなくて…。
    やらなくてもいい方法はないの?

  • それは、もちろんやらないといけません。
    やらなくてもいいですが、いつかは再発してしまいます。

  • やっぱりやらないといけないんですね。

  • もちろん毎日の様に来ていただけるのであればセルフケアの必要はありません。でも、実際のところ入院している訳でもないので無理ですよね?

  • そこまで忙しいわけでないけど、やっぱり毎日の様に通うのは難しいかなと…。

  • そうですよね。
    毎日来ていただくと嬉しいですが、さすがに毎日だとトークもネタ切れになっちゃいます。

  • そんな理由で??

  • すみません。本当のところは…
    大半の痛みは、日々の疲労が蓄積し、筋肉が硬くなることで起きている事が多いです。
    そもそも、痛みの原因が突発的なものって意外と少ないんです。

  • 分かります~。
    忙しいと寝ても疲れが取れない事があるんですよ。
    だからセルフケアで毎日の様にケアをした方がいいんですね。

  • そういう事です。これって歯の治療と重なるんですが、虫歯の治療が終わっても再発しない様に毎日歯を磨きますよね?

  • 歯で考えたら、セルフケアの必要性を実感します。

  • そうなんです。
    セルフケアも歯磨きと同じでやり方や注意点が沢山ありますので、それを踏まえてやっていくことが大切なんです。

  • セルフケアの必要性を軽く考えていました。
    今まで、そういった視点がなかったから再発を繰り返してきたのかなと…。

  • 確かにそれはあると思います。
    どうでしょう?ここまでの話で改善できそうなイメージは湧きましたか?

  • 湧きました~。
    すごく分かりやすかったです!
    本当に改善が期待できそうだと思いました。

  • ありがとうございます!
    「どこに行っても良くならない…」と諦めかけている方も、ぜひ一度当院にご相談ください。
    あなたの痛みの原因にしっかりアプローチし、快適な生活を取り戻すお手伝いをさせていただきます!