施術に通う必要がある痛みと、通う必要のない痛みの違いって知っていますか?

2021年10月2日

こんにちは

「膝が痛いから」と病院や整骨院、整体院などへ行って治療しても

膝ばかり治療を受け「全然良くならない」という経験はありませんか?

こういった話は、よく耳にする内容です。

他にも

本も出版しているほどの有名な治療院へ受診し

「半月板の問題だから、半月板を良くすれば治る」と

言われたのに良くならない状態の方がいました。

この方の痛みは、明らかに股関節の筋肉が

原因となっていました。その筋肉を施術したところ

「今まで受けた治療って何だっただろう」

というほど症状が改善されたことがありました。

今回お話するAさんも膝が痛くて、

膝の施術を受けたのに良くなりませんでした。

当院へご来院して、初めて股関節の筋肉が、

原因となっている事が分かりました。

今回のケースであるAさんの症状は

・膝を曲げて体重をかけるけど踏ん張れない。

・階段の昇り降りで膝が痛くて力が入らない。

・膝の外側が痛い。

・正座ができない。

というものでした。

この症状を聞いて

すぐに「〇〇筋」だなとピンときました。

私自身も以前、Aさんと似た症状が出たことがあり、

その時の原因が「〇〇筋」だったのです。

ではこの「〇〇筋」とは、どこの筋肉でしょう?

その答えは大腿筋膜張筋です。

この大腿筋膜張筋は、股関節の前面の外側から大腿骨の外側にかけてある筋肉です。

この大腿筋膜張筋は殿部の筋肉が弱り、弱った殿部の筋の代わりに

股関節を支えようとして痛みを引き起こすことがあります。

Aさんの筋肉の状態を確認するために大腿筋膜張筋を圧迫すると、

体重をかけた際に出る痛みと同じような痛みが再現されたことで、

この筋肉が痛みの原因となっている事が確認されました。

痛みが再現されたことで、原因を突き止める事ができました。

しかし、なぜ大腿筋膜張筋に問題が出たのか?を知る必要があります。

なぜなら、大腿筋膜張筋の問題を引き起こす原因が一過性のものであれば、

この筋肉の状態を整えるだけで痛みが改善されるからです。

しかし、その原因が明らかなものがなく、日常生活での負担が少しずつ

積み重なったものだと、筋肉の状態を整えても一時的に痛みは良くなりますが、

またすぐに痛み出してしまいます。

Aさんの場合は、原因となる事がなかったか聞いてみても

「思い当たる節がない」との事でした。

そのため、日常の負荷が原因なのかな?と思い施術をしていると

大腿筋膜張筋の中でも特に硬い部位が分かってきました。

その部位が硬い場合は、重い物を持ち挙げようとする動作をした際に、

痛めやすい部位になります。

そこで、

「何か満タンのビールケースみたいな重い物を持ち挙げたりしませんでしたか?」

と聞いたら

「ハッ」とした表情になり

「あっ!ひと月前、模様替えをしようとしてソファーを持ち上げた時から

 なんとなく膝がおかしくなったんだ!」

と痛みが出現したきっかけを思い出されました。

自分の許容以上の重さのものを持ち上げたことによって

大腿筋膜張筋を痛めてしまった形になります。

こういった痛みは、習慣によるもではなく一過性の痛みになるため、

痛めた筋肉がほぐれてくれば、痛みを中心とした

各症状は改善してきます。

この痛みの原因となっている筋肉が、

セルフケアで改善の見込みがあるため、

初回の施術後はセルフケアで経過を

観察してもらうこととなりました。

そのセルフケアで痛みが軽減してくれば、

そのまま続けていただき、痛みが軽減しない場合は、

施術に通う状態にあることも重ねてお伝えしました。

今回のように痛みの原因にならないと思われる出来事が、

痛みの原因になってくることは多々あります。

いろいろと治療を受けても良くならなかった痛みも

痛みの原因が分かると案外簡単に改善するケースもあります。

ちなみに、痛みが習慣によるものの場合は、長い経過を経て筋肉が硬くなるため

ある程度筋肉が柔らかくなるまでは、セルフケアでは対処できないため

始めは施術で集中的にほぐすようにして、ほぐれ具合に合わせ徐々に

セルフケア中心に管理していく流れとなります。

Aさんのケースを見て

「自分も、もしかしたらそうかも」と思われた方は

一度、ご相談ください。

施術に通う必要がある痛みと、通う必要のない痛みの違いって知っていますか?