施術を進化させる その1
2021年4月22日
つい最近とある試みを始めました。
その試みとは施術にサプリメントを取り入れるという事です。
そう聞いてもなかなかピンと来ないかと思います。
似たような考え方として
筋トレとプロテインの関係があります。
トレーニングで筋線維を微細に断裂させ、筋線維を修復することで、筋力が強く、太くなるというものです。
筋線維を修復する際に、タンパク質が必要になるためプロテインを摂るというものです。
当院の場合は「痛みと栄養の関係」に着目してサプリメントを取り入れることにしました。
取り入れようと思った理由は2つあります。
ひとつ目として
以前から「痛みと栄養の関係」については知っている範囲で指導をしてきました。
しかし、もっと専門的で踏み込んだ指導ができたらと感じていました。
実際に、これまで関わって来た方の中にも、何らかの栄養分の不足が「痛みの原因となっている」と思われる人もいらっしゃいました。
一例として
・ビタミンC不足で痛みを感じやすくなる
・マグネシウム不足で筋肉が痙攣しやすくなる
・カルシウム不足で体中がきしむように痛くなる
・タンパク質の慢性的な不足で筋肉の質が低下し傷みやすくなる
などがあげられます。
こういった栄養素が不足した状態で施術を行っても、効果が出にくいと思われます。
ちょっと想像してみてください
あなたの痛みが栄養素不足で起こっているのに、筋肉をほぐす施術ばかり行って痛みが続いていたら
「先生ちょっと…しっかりしてよ!!」
と思いますよね。
なので、これまで痛みに栄養が関係している可能性の高い人へは、摂った方が良いと思われる栄養についてお伝えしてきました。
この文を読んでいる人も
私から
「ビタミンCが不足していそう」
「マグネシウムが不足していそう」
「ワカメにレモンなどをかけて食べて」
「十分なビタミンを摂るためにゴールドキウイを毎日1個半食べて」
「マルチビタミンなどのサプリメントを飲んでください」
などとアドバイスをされた人もいると思います。
こういったアドバイスをした人は、私でも分かるほど明らかに不足している場合です。
これまで見逃してしまっている人も当然ながらいると思います。
そのため、施術に訪れる人が多少なりとも不足していると仮定してサプリメントを摂ってから施術した方がいいのではないかと思い試してみようと思っています。
あくまで、これは「仮定して」という事なので、あまり科学的ではないので、これだけで実行に移すには決め手として薄かったですが2つ目の可能性を考えるとやる価値はあると確信に近づきました。
その2つ目とは
始めに書いた筋トレとプロテインの関係に似ています。
施術をすると細胞レベルで微細な断裂、損傷などが起こります。
これを修復することで組織が良い状態になるという側面があります。
その証拠に当院で施術を受け、「状態が好転してくる期間」が多くの場合は4週目と「肌のターンオーバー」が28日というサイクルが似ているという点です。
ターンオーバーとは、組織が分解されて新しい組織ができることをいうのですが、施術を行って筋膜などに微細な断裂や損傷が起こり、これを修復するというサイクルも似ているのかなと感じています。
組織を修復するためには、何らかの材料(栄養)が必要になると思います。
そこで、良質な材料(栄養)を提供すると、もっと良い反応が出ることを期待しています。
実行を決心した一番の決め手が、家族や友人などにこのサプリメントを使用してもらったところ、6人中5人に良い反応が見られました。
私自身、寝ても疲れが取れない時に、このサプリメントを飲んで寝たところ信じられないほど回復し楽になった経験をしました。
そのため、次はお客様の中で希望者にやっていただこうという事になりました。
そして、ただ全員に試しても
ただの感想に終わってしまいます。
サプリメントを使用して施術する人と、サプリメントを使用しないで施術する人を分けて行っていきます。
この試みを行ってみてどうだったか?についても
今後報告していこうと思っています。
報告を楽しみにしていてくださいね。