こんにちは
今日は、痛みに対する内容に限らず全疾患の治療について話していきたいと思います。
全疾患の治療と聞いたら「なんか怪しい商材の宣伝か?」と思う方も多いかと思いますが、それは違います。
今日お話をしたいのは最高の治療についてです。
「ますます怪しいな」と思った方もこのまま読み進めて下さい。
最高の治療と聞いて何を思い浮かべますか?
ゴッドハンド??先進医療??新薬??
などを思い浮かべるかと思います。
最高の治療についてお話する前に私に起こった話を聞いてください。
それは3年前の健康診断を受けた際、胃にポリープが見つかり、同時にピロリ菌の感染を疑う萎縮性胃炎も見つかりました。
そこで、改めてピロリ菌の検査をしたところ感染していることが分かり、2週間の服薬を経てピロリ菌を除去できました。
この際、胃のポリープは経過観察となり先生からは「一年後に胃カメラの検査をしましょう」と言われました。
そこから胃カメラの検査を行わず3年が経過していました。
最近になり胃がシクシク痛む事が出てきて、
ふと先生から言われた「一年後に胃カメラの検査をしましょう」との一言が頭をよぎりました...
「あっヤバいもう3年経っちゃった...
もしかして、この症状...
あのポリープが悪化して胃がんになっちゃった??」
と思ったら急に心配となり、3年前に受診した先生の所で
胃カメラの検査の予約をしました。
今回の検査は麻酔で眠っている間に検査をしてもらうものにしました。
というのも、前回の胃カメラ検査の際、意識がある状態で口から検査したため、何度も「えずいて」しまい。涙・鼻水・ヨダレが半端ない量が出て非常に苦しい思いをして、頭では「そろそろ検査しないといけない」と思っていても何かと理由をつけて先送りにしてきました。なので、今回は苦しくない様、麻酔をした状態での検査にしました。
検査当日、緊張して検査用のベッドに横になっていると先生が現れ「今から麻酔するから、眠くなって来たら目をつむって」と言われ2.3回瞬きをした所までは覚えていますが、次に意識が戻ったら1時間以上経過していました。
意識が戻ったことを確認した看護師さんに診察室へ行くよう言われ、ドキドキして診察室へ向かいました…
診察室に行くと先生が神妙な面持ちで検査結果について話し始めました。
その表情にドキッとしましたが、冷静を装ってパソコン画面を見ると、そこに私の胃が映し出されていました。
胃の入り口から徐々に説明してもうと、胃はキレイで萎縮性胃炎やポリープもなくなっていました。
先生からの説明を聞くと、ピロリ菌は萎縮性胃炎やポリープの原因となることがあるため、ピロリ菌が除菌されたため改善した様です。さらには、このポリープを放置することで胃ガンになる可能性もあるとの事でした。
ここで冒頭の「最高の治療」についてですが、その治療法は「予防」という事です。
今回のピロリ菌を除去しないで放置していたら、もしかしたら胃ガンになっていたのかもしれません。
病気を治すのは、どんな名医でも完治は難しく多少の後遺症が残ってしまったり、傷痕が残ります。
しかし、予防の場合は病気になっていないので後遺症も傷痕もありません。
今回の場合は、検査の苦しさとピロリ菌除去の薬を飲んだ煩わしさはありましたが、胃ガンになった場合の心理的ストレス、治療に関する時間・金銭的なコスト。その後の後遺症(胃の切除で少量しか食事を摂取できないため1日の必要カロリー確保のため食事回数を5回に増やすなど)と比べると、検査で多少の苦痛があっても心理面、時間、金銭面すべてにおいて割に合うなと感じ、改めて予防の大切さを感じました。
ここ数年、胃カメラの検査をしていないという方は是非検査をしてみてください。
今回の検査と治療でかかった費用
胃カメラ検査の費用:約6,000円
ピロリ菌の検査・治療費:約9,000円