Owner のすべての投稿

その症状の裏にある病気

先日、YouTubeで「心臓外科のリハビリ」の動画を見ていたら関連動画の中に衝撃的なサムネイルが出ていたため、思わず動画を見てしまいました。

「がんサバイバーみこと」さんという方の動画でした。

そのサムネイルには

「がんのサイン気付かずに末期 緊急入院までの経緯」

という文字と共に、若い美人の顔写真が文字と写真があまりにもミスマッチで思わず内容を見てしまいた。

動画の中で「みことさん」は末期がんが判明するまで数々の症状に気付きながら、それが「がんのサイン」と気づかなかったそうです。

症状としてはひどい痛みがあったため

・整形外科

・整体

にも通ったそうですが

その痛みが「がんのサイン」とは気付かなかったそうです。

動画中「寝ている時も痛い」とおっしゃられていました。

いわゆる「夜間痛」です。

「夜間痛」があると聞くと「がん」を疑う必要があります。

私が若い頃学んでいた、パリス法という徒手療法では有名な話です。

この徒手療法はオーストラリアの理学療法士パリス先生が開発したものです。

オーストラリアは理学療法士に開業権があり、痛みがあるとまず理学療法士のクリニックに行くそうです。

そのため、痛みが危険なものでないか判断するため、こういった知見が必要とされます。

パリス法に限らずオーストラリアやニュージーランドが発祥の徒手療法にはこういった知見があります。

私は長らく訪問リハビリで働いてきたので、理学療法士のクリニックと同様に「危険」か?「危険でない」か?の判断をする必要があります。

訪問リハビリは、他のリハビリをする場面と大きく違う点として患者さんと対峙するのが私一人という点です。

リハビリは一般的に病院で行うため何かあっても医師や看護師に対応してもらえばいいわけです。

訪問では一人のため自分で判断しなくてはいけません。

「危険」か?「危険でない」か?

「リハビリができる状態」にあるのか?

という判断から始まります。

「リハビリができる状態」という点で「がん」の場合もリハビリはもちろんできますし、歩行能力の維持のためにもやった方がいいです。

しかし「がん」と診断されていない人に「がん」の疑いがあったら悠長にリハビリをやっている暇はありません。

一秒でも早く医師に診てもらって必要な治療を受けるべきです。

さらに痛みは「がん」だけでなくその他の内臓の疾患でも存在します。

心筋梗塞でも胸や肩に痛みがでます。

気付かずに整体をしたら…

考えたくもないですね。

同じように危険なことで「気胸」があります。

肺に穴が開く病気です。

これも一刻を争います。

緊急性は落ちますが胸膜炎や帯状疱疹も胸に痛みを出すものです。

こういった場合もなるべく早く受診する必要があります。

この他に「むくみ」があると心不全や腎不全を疑う必要があります。

「しびれ」「めまい」「頭痛」なども大変な病気の症状かもしれません。

整体をするうえで

「痛み」

「しびれ」

「むくみ」

「めまい」

「頭痛」

などの症状を訴える人は当たり前の様にいます。

その際、その症状が「重大な病気」によるものでないか?

見逃さない様に注意しなくてはいけません。

訪問リハビリで勤務していた間でも

「脳出血」

「肺炎」

「熱中症」

「心不全」

などの疑いで救急車を呼んだり、医師に相談することは何度も経験してきました。

整体ではこういった機会にはなかなか巡り合う事はありませんが「常にアンテナを張って気を付けていかないと」とこの動画を見て改めて思いました。

動画中に「この症状は関係ないか」と自己判断し医師に話していなかったため、「すべて話しておけばよかった」と話されていました。

当院へ来院された場合も同様に「この症状は関係ないか」と自己判断せずに症状をすべてお伝えください。

がんサバイバーみことさんの「がんのサイン気付かずに末期 緊急入院までの経緯」という動画は↓↓からご視聴いただけます。

https://youtu.be/unuSAsKVY4s

こういった形でこの動画を紹介するのは「良くないかな」と思ったのですが、お話されている内容がとても大切な事ですし、みことさんもこの話をすることで「誰かの役に立てば」言われていますので紹介させていただきました。

当院からはかけ離れすぎている内容の様に感じると思いますが「痛み」にはこういった側面があります。

「痛み」で受診する際や当院へご来院いただく際には、なるべく詳しく症状をお伝えしていただくといいと思います。

退院時リセット

あなたは「退院時リセット」という言葉は聞いた事はありますか?

質問しておいてですが…

これは仲間内で使っていた造語です。

私は理学療法士というリハビリを担当する資格を持っています。
病院のリハビリ室で働く職種の一つがこの理学療法士です。

私の場合は病院より訪問リハビリの仕事が長いのですが

この「退院時リセット」というのは退院した方が、
・病院と自宅の環境の違いでベッドから起き上がる事が大変になる
・移動が大変になり動かないで寝ている事が増える
・リハビリの機会が一気に少なくなる
などの理由でバッタリとリハビリをやらなくなることで退院後に身体状態が悪くなることをいいます。

訪問リハビリをしている頃は、こういった方が沢山いらっしゃいました。

入院中は
・午前1時間、午後1時間マンツーマンで理学療法士などのセラピストとリハビリを行い。
・病棟の廊下で、看護師さんの見守りや軽度介助のもと歩行練習をしたりします。
・ベッドは起き上がる動作やベッドから立ち上がる動作がしやすいように手すりを設置しています。
・廊下も広くフラットになっていて歩行器が使いやすく、手すりも壁伝いに設置しています。

そういったリハビリや運動の機会に恵まれた状態。動きやすいように設定された環境から自宅へ帰ると

・外来リハビリへ行けても週2回。1回あたり20分。
・訪問リハビリを利用したとしても、多くて週3回。1回あたり60分。
・通所リハビリやデイサービスセンターを利用する場合。
-介護度が重いと毎日利用する人もいます
-私が働いていたリハビリ型のデイサービスでは一週間あたり平均で1.8回のご利用だったと記憶しています。
-その中でリハビリをする時間は60分あるかないかの状態です。
-具体例として以前勤めていただデイサービスでは、個別の施術と機器を使った運動、集団体操など180分のうち実際にリハビリ関連の事をしている時間はトータル80分ほどです。

・家によって環境はまちまちですが
-ベッドを置ける場所が限られ、その位置関係上「起き上がりにくい」
-歩行器を使いたくても家具などの障害物が多くてスペースがない
などで

動く機会が激減し、退院時より状態が悪くなってしまう傾向にあります。

先日この「退院時リセット」状態になってしまった方がいらっしゃいました。

母親の美容室のお客様で、3か月前に転倒し大腿骨を骨折してしまったそうです。

退院して1週間ほどした時に美容室へ来店され

「リハビリの先生が驚くくらい回復したから、リハビリ病院へ入院しなくてよくなって、手術して1ヶ月くらいで退院できた」

と話されていました。

歩き様も、骨折前と変わらない状態で特に痛いところもないそうでした。

それからひと月ほどして来店した時には、
・手術した側の足に十分に体重がけられず
・足を振り出す際には引きずった状態になり
・「足が痛くなっちゃった」
ということで施術の依頼の連絡をもらいました。

まさに「退院時リセット」の状態でした。

退院した時点で、何らかの「リハビリを継続していたら」と悔やまれるところです。

たったひと月でこの状態になっても、退院した時の状態に戻るのはひと月では無理です。

もちろん入院中やっていた様に毎日午前・午後1時間ずつリハビリをすればひと月で戻る可能性はあります。

入院していないとこの様なことは現実的に難しいです。

でも、「リハビリを継続していたら」そもそもこういった状態に陥らずに済んでいたかもしれません。

これだけリハビリを継続する事が大切だという事です。

これを読んでいただいた「あなた」や「あなたのご家族」が
・体調を崩したり
・怪我をして
リハビリを必要とする状態になった際「退院時リセット」を思い出していただいて「リハビリを継続する」という事を意識していただければと思い紹介させていただきました。

せっかく良くなるために頑張った時間や費用を無駄にしないために

頭の片隅に置いておいてくださいね。

ここまで読んでくださいまして、ありがとうございました。

「先生」と呼ばれること

今回は、お役立ち情報ではなく、自己紹介の一環として私の「考え」について書かせていただいております。

先日、お客様から
「先生って呼んだらいいの?内海さんって呼んだらいいの?」
という主旨の質問がありました。

なぜそう聞くのか?気になり質問したところ

「病院で先生って言わないでくださいと言われたことがあって」
との事でした。

たしかに最近といっても、私が学生だった18年くらい前から
「先生」と呼ばない病院や施設があると耳にしていました。

働き出して仲間でも「先生」と呼ばない病院や施設に就職した人もいます。

若い頃「先生」と言われた方がいいのか?言われない方がいいのか?
についてよく話になりました。

どっちがいいのかは

それぞれの立場や考えがあるので

どちらでもいいと思います。

私の考えは
「先生」と呼ばれた方が「いい派」です。

もちろん
「先生」と言われないと納得しないわけではありません。
若い頃は「内海君」と呼ばれることもあり、親しみを込めてくださっての事なので嬉しいくらいでした。

ではなぜ「先生」と呼ばれる方がいいのか?というと

「先生」と言われると…

引き締まるからです。
引き締まるというよりは
「自戒」といった方が適切なのかもしれません。

「人は立場に育てられる」的な話がありますが

私も「先生」と言われることによって
理学療法士として
いち医療人としての
自覚が生まれ、問題に対して正面から対処できるようになりました。

私が国家資格を取って初めて働いたのが
訪問リハビリです。

訪問リハビリは文字通り患者さんのお宅に1人で行ってリハビリをします。

患者さんは「患者」というだけあって

病気を抱えている人がほとんどです。

そして時々、救急車を呼ばないといけない現場にあたります。

理学療法士は医療人であるものの病院内で働く事が前提のため

病気の人への施術やリハビリに関する知識があっても

急変時の対応に関する知識は学校であまり学びません。

それは、院内に医師や看護師がいるので知識がなくても問題ないためです。

現在は訪問リハビリが一般的になって来たので急変時の対処など学んでいると思いますが(そうなっている事を期待しています)

新人の頃いつも緊張し「ビクビク」した状態で訪問していました。

とあるお宅に訪問した時の事です。
まず初めに
その日の体調などを聞いて
バイタルサインといって
・血圧
・脈拍
・体温
・SpO2(サチュレーション)
を測定します。

その際
SpO2が「80%」と表示されました。
(SpO2:血中の酸素量を簡易的に測定するものです)

その値はかなり良くないもので
新型コロナウイルスの流行によってSpO2も有名になったので正常値を知っている人もいると思いますが、96~100%が正常値です。

90%を切ると極めて危ない状態です。

あなたもこの現場に遭遇した事を想像してみてください。
「うろたえ」ませんか?

私も「うろたえ」
正直「逃げたい」と思いました。

そんな私の顔色を察したのか

ご家族が
「先生どうした?じいさん具合悪いのけ?」
と茨城なまりで話しかけてきてくれました。

その一言で正気に戻る事ができ
「ちゃんと対処しよう」という気持ちになりました。

その後も訪問した際に「脳卒中」「肺炎」「心不全」「脱水症」などで救急車を呼ばないといけない現場に遭遇しましたが

「先生」と言われることで背中を押され
・状態確認
・危険な状態にあるのかの判断
・救急病院や主治医へ問い合わせ
・救急車の要請
などをしてきました。

22.3歳の「あんちゃん(茨城では若い男性を呼ぶときに用います)」に
「あんちゃん」でなく
「先生」と声をかけてくれて
その「先生」に育てられました。

「先生」って言われると
気が引き締まるんですよね。

「先生らしくしなきゃ」と

そのため、
私は「先生」と言われることに賛成派です。

今でもお客様に「先生」と言われると
背筋が“ピン”と伸びる感じがします。

今日も茨城の時に担当していた人から
「先生、コロナになってない?元気?」と連絡を頂きました。
いまだにこういう交流が続いているっていうのは嬉しいことですね。

喜びの言葉と反省

昨日、久しぶりにご来院いただいた方からありがたいお言葉をいただきました。

その方は、坐骨神経痛と膝の痛みで以前ご来院いただいていました。

詳しい症状を言うと
・殿部から太ももの裏、ふくらはぎにかけて痛みとしびれが出て、休憩しないと歩けない状態。
・階段や段差の昇り降りで膝の痛みが出ている
・膝の動き自体も悪く、正座ができない

そんな状態でした。

前回は10回ほどご来院いただき、下記の状態まで症状の改善が見られました。
まず殿部からふくらはぎにかけて出現する痛みは、15分ほど歩き筋肉が温まってくると
感じなくなりました。
そして膝の痛みもなくなり、正座に関しては殿部と踵がつくまであと5cm程度まで改善しました。

完全には痛みなどを取り切れない状態でしたが、当初と比べるとだいぶ改善しました。
また、ご本人がセルフケアをしっかりとされるため、状態の維持や改善の可能性もある
という判断で一旦終了となりました。

その後、お伝えしたセルフケアを行っていただき、正座は完全にできるまで改善したそうです。

それから数か月経過して、
坐骨神経痛が元の症状に戻ってきつつある状態になってしまったようです。
最初は当院以外でもいいところがないか?と探したそうです。

親族から聞いた、評判のいい整形外科に通ってリハビリを受け
インターネットで探して良さそうな別の整体院へも行ってみたそうです。
しかしその結果、
「症状は全然変わらなかった。ここ(当院)で施術を受けたときが一番良くなった感じがした」
「的確なセルフケアの方法も指導してくれた」
という事で再度ご来院いただきました。

しかし、なぜセルフケアもしていたのに、この方の坐骨神経痛の症状が出てしまったのか?それは前回と「同じ症状」でも「原因が違った」からでした。

以前は
股関節の外側の筋肉が原因となり坐骨神経痛の症状を引き起こす
「殿部奥にある筋肉」が硬くなり起こっていました。

今回は
股関節の内側の筋肉が硬くなり膝が曲がった状態となって坐骨神経痛の症状を引き起こす
「殿部奥にある筋肉」に負担をかける事で起こっていました。

お客様からの評価としては
「ここ(当院)が一番良かった!」
とありがたいお言葉を頂きましたが、
ひと月かふた月に一回来ていただければ、
再び症状が悪くならないで済んだのではないかと反省しました。

反省の理由として
・この方の場合、セルケアをしっかりとして下さる。
・今回は痛みの原因となる部位が前回と変わっていた。
この二点から原因に対するセルフケアをお伝えできていれば、
痛みが再発せずに済んでいたのではないかと思われるからです。

今回のケースは
・セルフケアの重要性
・セルフケアでここまでの効果を発揮できる事
を示してくれました。

ただ、セルフケアを適切に行っても、原因となるポイントが変われば、
新たなセルフケアを立案し実施しないといけないという事も同時に示してくれました。

そのため、歯科医院での定期検診と同様に、
身体のメンテナンスも症状がなくても定期的に来ていただく事の重要性を
お伝えできればと感じております。

施術を進化させる その1

つい最近とある試みを始めました。
その試みとは施術にサプリメントを取り入れるという事です。

そう聞いてもなかなかピンと来ないかと思います。

似たような考え方として
筋トレとプロテインの関係があります。
トレーニングで筋線維を微細に断裂させ、筋線維を修復することで、筋力が強く、太くなるというものです。
筋線維を修復する際に、タンパク質が必要になるためプロテインを摂るというものです。

当院の場合は「痛みと栄養の関係」に着目してサプリメントを取り入れることにしました。

取り入れようと思った理由は2つあります。

ひとつ目として
以前から「痛みと栄養の関係」については知っている範囲で指導をしてきました。
しかし、もっと専門的で踏み込んだ指導ができたらと感じていました。

実際に、これまで関わって来た方の中にも、何らかの栄養分の不足が「痛みの原因となっている」と思われる人もいらっしゃいました。

一例として
・ビタミンC不足で痛みを感じやすくなる
・マグネシウム不足で筋肉が痙攣しやすくなる
・カルシウム不足で体中がきしむように痛くなる
・タンパク質の慢性的な不足で筋肉の質が低下し傷みやすくなる
などがあげられます。

こういった栄養素が不足した状態で施術を行っても、効果が出にくいと思われます。

ちょっと想像してみてください
あなたの痛みが栄養素不足で起こっているのに、筋肉をほぐす施術ばかり行って痛みが続いていたら
「先生ちょっと…しっかりしてよ!!」
と思いますよね。

なので、これまで痛みに栄養が関係している可能性の高い人へは、摂った方が良いと思われる栄養についてお伝えしてきました。

この文を読んでいる人も

私から
「ビタミンCが不足していそう」
「マグネシウムが不足していそう」
「ワカメにレモンなどをかけて食べて」
「十分なビタミンを摂るためにゴールドキウイを毎日1個半食べて」
「マルチビタミンなどのサプリメントを飲んでください」
などとアドバイスをされた人もいると思います。

こういったアドバイスをした人は、私でも分かるほど明らかに不足している場合です。
これまで見逃してしまっている人も当然ながらいると思います。

そのため、施術に訪れる人が多少なりとも不足していると仮定してサプリメントを摂ってから施術した方がいいのではないかと思い試してみようと思っています。

あくまで、これは「仮定して」という事なので、あまり科学的ではないので、これだけで実行に移すには決め手として薄かったですが2つ目の可能性を考えるとやる価値はあると確信に近づきました。

その2つ目とは
始めに書いた筋トレとプロテインの関係に似ています。
施術をすると細胞レベルで微細な断裂、損傷などが起こります。
これを修復することで組織が良い状態になるという側面があります。

その証拠に当院で施術を受け、「状態が好転してくる期間」が多くの場合は4週目と「肌のターンオーバー」が28日というサイクルが似ているという点です。

ターンオーバーとは、組織が分解されて新しい組織ができることをいうのですが、施術を行って筋膜などに微細な断裂や損傷が起こり、これを修復するというサイクルも似ているのかなと感じています。

組織を修復するためには、何らかの材料(栄養)が必要になると思います。

そこで、良質な材料(栄養)を提供すると、もっと良い反応が出ることを期待しています。

実行を決心した一番の決め手が、家族や友人などにこのサプリメントを使用してもらったところ、6人中5人に良い反応が見られました。
私自身、寝ても疲れが取れない時に、このサプリメントを飲んで寝たところ信じられないほど回復し楽になった経験をしました。

そのため、次はお客様の中で希望者にやっていただこうという事になりました。

そして、ただ全員に試しても
ただの感想に終わってしまいます。

サプリメントを使用して施術する人と、サプリメントを使用しないで施術する人を分けて行っていきます。

この試みを行ってみてどうだったか?についても
今後報告していこうと思っています。

報告を楽しみにしていてくださいね。

切磋琢磨

あなたは、今当たり前の様にしている事を 

見直そうとすることはありますか? 

ここ3ヶ月ほど前から、 

理学療法士2人、整体師1人の3人で勉強会をしています。 

医学や科学の世界は日々進化しており、 

既存の知識自体ものすごい情報量のため 

医師を含めて30%も知っていれば 

「神の領域」 

と言えるくらいなんじゃないかと思っています。 

そのため、日々情報を更新していくことが重要です。 

とは言っても 

日々の業務に追われる中、独学で勉強するのは 

結構な大変な事です。 

ただ勉強し情報を更新するのではなく 

その情報をいかに咀嚼し施術に 

落とし込んでいくのか? 

というところが大切になります。 

その上で、他の人がどの様な見識をもって 

臨床に臨んでいるのか?を知ることは 

著名な講師の講習会に参加する事以上の 

価値があると思っています。 

そういった観点からこの勉強会をしています。 

この勉強会の講師をしてくれているのは、 

おおや整形外科クリニックの理学療法士 

遠藤さんです。 

参加しているのは、私と天翔整体の杉本さんです。 

きっかけは、 

天翔整体の杉本さんから 

「理学療法士の身体の見方を教えて欲しい」 

と言われたことからでした。 

私自身は筋肉の状態を主体として見ているため、 

整形外科に勤務している他の理学療法士が、 

どの様な視点で見ているのか? 

興味があり遠藤さんにお願いする事にしました。 

理学療法士といっても 

・整形外科のクリニック 

・脳神経外科の専門病院 

・心臓外科の専門病院 

・総合病院 

・訪問リハビリ 

・プロスポーツチームのフィジカルトレーナー 

など多岐にわたる分野で活躍しており 

資格は同じでも専門や経験値が 

人によって異なっています。 

同じ症状を見る場合でも 

異なった視点からアプローチすることは 

往々にしてあります。 

同じ理学療法士ということもあり 

遠藤さんの持っている情報は 

もともと知っている部分が結構ありましたが 

そこから、 

どの様に理解し 

どの様な視点で観察、検査 

施術のプランを立案する 

というところは 

大きく異なっていました。 

遠藤さんの視点は大変参考になり 

私の施術にすぐに取り入れられるものも 

多くありました。 

適切な表現ではないかもしれませんが 

勉強会をすることで、もう一つの脳を 

手に入れた感じがしています。 

著名な講師の講習に参加することも大切ですが、 

それ以上に貴重な勉強会となっています。 

これからも毎月参加して仲間同士でより効果的な 

施術ができるように切磋琢磨していきます。 

写真は杉本さんが被検者となって、 

遠藤さんがデモンストレーションしている 

ところです。

新型コロナウイルス感染症の重症化を予防するためには②

新型コロナウイルス感染症の予防策はよく知られています。

新型コロナウイルスの陽性者が増えている中で、感染してしまっても重症化せずなるべく軽症で済む様に

その備えとしてこの動画を作成しました。

動画はこちらから↓↓

新型コロナウイルス感染症の重症化を予防するためには② https://youtu.be/cvV4syRIh0Y

是非みて下さい。

この前半の動画は↓↓↓

新型コロナウイルス感染症の重症化を予防するためには①
https://youtu.be/4g7SUjmJ4Nc

今日は12月3日 記念日??

2年前の今日
平成30年12月3日にくるらを開業いたしました。
理学療法士として本当にやってみたいこと
それ以上に「すべきこと」をできる様になりました。

本日に至るまで支えていただきありがとうございました😊

開業に至るまでは葛藤の日々でした。

リハビリは本人が希望しても医師が必要と判断しないと受けられません。

なので
医師への受診の様に
「明日ちょっと診てもらおうかな?」
簡単に受ける事ができません。

受けられる様になっても、実際に理学療法士が施術できるのは、よくても15〜20分と短時間です。

なかなか受けられなくて
受けられても短時間

リラクゼーションの様に
延長して

が医療保険のためできません。

私の場合は介護保険分野で働いていたので、対象は要介護、要支援状態の方です。

その方々に聞くと要介護状態になる前に、そうならないために専門的なサービスを受ける事ができていませんでした。

私は困っている多くの方が
専門家に出会える機会があるべきだと
思い整体院を開業しております。
本日のために動画を撮りました↓
今日は12月3日 記念日??
https://youtu.be/DRcMKwg9o9c

整体院を開業して本当によかったなと思った瞬間

2年前の10月31日にデイサービスを閉鎖しました。

デイサービスを閉鎖する際は、通ってくださったご利用者様との別れは寂しかったですが、今となっては整体院を開業して本当に良かったと思っています。

改善しない「痛み」で本当に悩んでいるのに「どこへ行けばいいのか?」と難民状態の方が多くいることは、理学療法士になり訪問リハビリの仕事をする中で出会ったご利用者、そのご家族の話を聞く中で分かってきました。

痛みの改善どころか
「なぜ痛みが出ているのか?」
すら判明していない方も多くいらっしゃいました。

こういった方のお悩みを解消できるように、整体院を開業しようと思い現在に至っています。

そして、「整体院を始めて本当によかったな」と、あるお客様との会話の中から感じることがありました。

そのお客様の名前は高橋(仮名)さんといいます。
10分ほど歩くと足が棒の様な感覚になって、歩くのがやっとな状態で脊柱管狭窄症と病院で診断されています。
その脊柱管狭窄症で手術を受けないといけないと言われていますが、手術をする気はなく、手術をせずに症状をなくしたいという希望があり、これまで様々な治療院や整体院へ行ったそうです。

「先生、これ言うと大げさだと思われるけど、今までこの腰を治そうと何百万って使ったんだよ」
「ここがいいと言われれば必ず行ったし、別のところがいいと聞けば行ったんだよ」
「でも、どこへ行っても変わらなかったんだよ」
「ここいいな~。楽になるなって思っても家帰ってきたらすぐに戻っちゃう」
「先生のところ来たらちょっとずつだけど着実に痛みが軽くなってきているのが分かる」
「本当にありがとね。登山にまた行けるくらいに良くなるんじゃないかって期待しているよ」

このお客様は、この時7回目のご来院でした。
週に1回のペースで2か月弱

手術適応といわれていた方が
1か月施術した段階で変化が出始め
たった2か月でここまでの実感を与えることができ
しかも、この話を11月の始まりの日に聞くことができ
いい月初のスタートを切ることができました。

この方も施術はもちろんお伝えしたセルフケアを毎日欠かさずしてくださっているのも
症状が改善してきた一要因になっています。

これまでも「自分流」でやってきたそうですが、自分の身体にあったセルフケアを教えてもらい、それを実行することで症状が改善してきています。

この方へお伝えした方法の一部がこの動画に出てきます。
坐骨神経痛や脊柱管狭窄症の痺れでお悩みなら試しにやってみてください。
↓↓↓
動画タイトル:脊柱管狭窄症!?手術を決心する前にこれやって!!
https://youtu.be/oTzhJNN9i4w

こういった方を一人でも多く改善できるように引き続き精進していきたいと
再度確認できた一日でした。

今回は
「整体院を始めて本当によかったな」という話でした。

今後もこういった形で情報発信をしていきますので
是非、LINEのお友達登録をお願いいたします。
https://lin.ee/mPiBT0O