認知症予防のカギ!ってあるの??

2021年12月6日

「認知症になりたくない!!」


もし100人に「認知症になりたいか?」と聞いたら
100人が「なりたくない」と答えると思います。

そんな認知症の原因はいろいろあると言われています。

つくばで働いている時の患者さんで、
「アルツハイマー型認知症の原因となるタンパク質を発見した」
という方がいました。


国立の研究所に勤め退官後大学の教授をされていた方で、
私でも理解できるように、難しい話をかみ砕いて詳しく教えてくれました。
しかし、私のメモリー機能の問題で残念ながら詳しい内容をほぼ覚えていません…。

話は少し逸れましたが、
私は認知症と寿命の関連である事に気づきました。

私の仮説が合っているか、合っていないかは別として
ちょっと聞いてください。

明治・大正時代の平均寿命は43歳位。
安土桃山時代・江戸時代は30歳代。
(『寿命図鑑 生き物から宇宙まで万物の寿命をあつめた図鑑』 やまぐちかおり (イラスト) いろは出版 (編著)より引用)

と現在の平均寿命の
半分にも満たない状況でした

(男性81.41歳、女性87.45歳:令和元年厚生労働省の発表)。

それよりも古い時代の場合はもう少し寿命は短くなります。


人類が誕生したのが700万年前。
それから現在にかけてほとんど40歳までに生涯を閉じていました。

そうなると脳は40年ちょっと正常に
働けばいい様にできているんじゃないか?



パソコンのメモリーで考えると40年分ちょっと余裕を持って
50年分のメモリー容量なんじゃないかなと思いました。

でも、ここ数十年のうちに一気に寿命が延びて脳のメモリー容量が

足りなくなり認知症を発症しているのでは?と

となるとメモリーをパソコンの様に増設できないし…。


記憶の整理法などを行う事で防げたりするんじゃないか?

なんて想いをめぐらしていました。

「まぁそんなことはないよな」と
自分で納得していたのですが
今朝、YouTubeで
「認知症予防にメモリーを増設する」様な話をしている先生がいました。

怪しい!!
と思いますよね。

もちろん「メモリーを増設すればいい」とは言っていません。
話を聞いて私がそう思っただけですのでご安心ください。

ちゃんとした大学の先生が様々な研究を
基に話しているので信用できると思います。
その動画は↓↓
https://youtu.be/TVODw8-48jk

内容を少しご紹介します。

「スーパーエイジャー」って聞いた事ありますか?
この動画の中で「スーパーエイジャー」について先生が取り上げています。

「スーパーエイジャー」とは、
・若い人と同じレベルの脳と肉体を持ち続ける高齢者のこと
・80代にもかかわらず中高年よりも脳が大きい

・90代になっても見た目が実年齢より20歳は若い
など、驚くような事例が過去にいくつも報告されています。

15個の単語を一旦覚え、しばらくして答えるという課題の実験で
普通の80代の人が答えられるのは5個だそうです。
一方「スーパーエイジャー」の方は9個答えられるそうです。
これは40代の方と同等の結果だそうです。

ここで「スーパーエイジャー」の方の脳にどんな事が
起こっているのか?というと

普通「記憶」しようとすると左脳が働きます。
「スーパーエイジャー」の方は左脳の機能低下を
補うために右脳も働いているそうです。

こういった補う力を予備力というそうです。


この予備力が「メモリー増設」とイコールだと
私は思いました。

また、「スーパーエイジャー」は中年の人よりも「前帯状皮質」が
発達していると言われています。

「前帯状皮質」というのは、
・葛藤や矛盾がある場合「葛藤や矛盾があるよ」と自覚する。
・これをやったらいいことがある
・自分自身の事を理解し判断する
・他の人の意図や信念を想像する
・喜び・悲しみ
・自己と他者の心と体の痛みを感じとる
つまり感情や社会性に関わっている機能を持っています。

人と話しているだけでも活性化するそうです。

機能面からみると特に豊かな人間関係を
構築しているといいと言われています。

こういった事をするだけで
私のいうところの
「メモリー増設」ができる
という事で

ぜひ、豊かな人間関係を築いてください。

できましたら、その人間関係に私を入れて頂き
身体のケア、私と会話をしにご来院いただければと…

と冗談を言ってばかりでは締まらないので
最後に動画内より

「年をとっても脳の健康を維持するための10か条」
をご紹介いたします。

1.十分な教育を受ける機会や外国語と音楽を学ぶ機会をしっかりもらおう。
2.脳の認知機能や身体をいつもより使うように心がけよう。
3.社会とのつながりを保ち、さらに強めていこう。
4.外に出て新しい事に挑戦しよう。
5.落ち着いてリラックスして、幸せを感じよう。
6.会って気の滅入る人は避けよう。
7.誠実で勤勉であれ。
8.有意義で目的意識を持てる活動に参加しよう。
9.心臓の健康維持も心がけよう。心臓にいいことは脳にもいい。
10.新鮮な野菜と果物、魚が中心の食事を食べよう。

この10か条を意識して心身(脳)ともに健康的な
生活ができるように頑張っていきましょう。

私個人としては奥さんにこのブログが見られない様に注意します。
見られたら
「6.会って気の滅入る人は避けよう。」に該当して
避けられてしまいそうで…。

ここまでブログを読んでいただいて
ありがとうございました。

今後も痛みに関連した内容だけでなく
健康につながる情報発信を続けていきたいと思います。